歯について
乳歯~永久歯
乳歯は、生後6か月頃から生え始め、2歳くらいまでに上下合わせて20本が生えそろいます。
「物をかむ」という歯本来の役割のほかに、永久歯が正しい位置に生えるための目印の役割があり、個人差はありますが6歳~12歳ごろに永久歯へ生え変わります。
永久歯は28本、親しらずを含めると全部で32本生えてきます。乳歯よりは虫歯になりにくいですが、一度抜けてしまうと再び生えてくることはありません。
そのため、一生涯、歯は大切にしなくてはなりません。
歯と全身の関係
肩こり、腰痛、頭痛などの一般的な症状から、感染症、糖尿病、骨粗しょう症、心疾患など思いがけない病気までが、歯や口の健康と大きく関連しています。
歯並びや噛みぐせが、肩こりや頭痛の原因に
物を噛むときに、虫歯や歯並びなどの原因によって、噛みやすい方で噛むなど癖がつくと、片側だけに負担がかかり、肩こり、頭痛、身体の歪み、筋肉痛などが起きる場合があります。
妊娠中のトラブルの原因になる歯周病
妊娠中は、口内細菌が増殖して歯周病が発生しやすくなり、歯肉炎を引き起こしやすくなります。また歯周病により、早産、妊娠高血圧、胎児の発育不良などのリスクが高まることが明らかになっています。母親が進行した歯周病にかかっている場合、低体重児を出産する率は7倍以上になるとも言われています。
生活習慣病と歯周病
歯周病菌は歯周ポケットの炎症部から血管の中に入り、全身の組織に入り込んで血栓を作ったり、血管を細くしたりします。そのため、歯周病にかかっている人は心臓発作や動脈硬化を起こす危険度は高くなります。とくに糖尿病との関係はよく知られています。
ほかにも歯周病菌の酵素によって、口内の粘膜が損傷すると、感染症にかかりやすくなり、肺炎などの呼吸器疾患を引き起こすリスクも増大します。
健康をサポートする「ナチュラビオティスト」
上記に述べたように、歯は全身と大きく関係しており、患者様の健康と生活を大きく左右するといっても過言ではありません。また、たとえ治療でお口の中の状態が良くなっても、その原因が生活習慣だとすれば、完治には至っていないと言えます。
そこで、当院では、健康コンシェルジュ「ナチュラビオティスト」が、おひとりおひとりのライフスタイルや体質を考慮し、生活習慣を一緒に見直し、患者様の健康をお手伝いさせていただきます。
ナチュラビオティストとは・・・?
「食」「運動」「癒し」の3つの概念を中心に幅広い健康の知識を持ち、健康の正しいナビゲーションができる健康支援のスペシャリストです。
当院では、歯や口腔内の治療を通じ、全身の健康をアドバイスさせていただきます。
これから治療を受けられる方、歯の病気の予防などのご相談はもちろんのこと、肩こりや頭痛など、日常で悩んでおられる健康面のことなど、お気軽にご相談ください。
患者様のご相談窓口「クリニカルコーディネーター」
「治療をするのが怖い・・・」
「費用のことで相談したいけど、先生は忙しそう・・・」
「この治療方法は本当に大丈夫なの?」
など、歯科医院に対して、不安や質問など、なかなか聞けない。という患者様はたくさんいらっしゃるかと思います。また治療が終えても、心の不安や不満は消えない方も中にはいらっしゃると思います。患者様にとって最善の治療は、治療中も治療後も、満足・安心していただけることだと考えております。
そこで、当院では、そんな不安や質問のご相談窓口として「クリニカルコーディネーター」がご対応させていただいております。
クリニカルコーディネーターとは・・・?
患者様から歯科医師へ、歯科医師から患者様への思いを、上手く伝えられるようコミュニケーションの潤滑剤となりサポートするのが「クリニカルコーディネーター」の役割です。
患者様の治療に関する不安やご質問、ご要望はもちろんのこと。「治療費を分割にしてほしい」「長期通院が難しい」など生活環境においてのご要望・ご相談、今後の意向などを含めて、患者様おひとりおひとりお話をじっくり聞かせていただきます。